学生ローンの審査で疑問を持つ人が多い。
審査が通らず、理由が全く見当もつかないというケースは少なくないようだ。
理由に検討がつくというケースでは、他社で借り入れがたくさんある、あるいは、以前(現在)信用事故を起こした事がある人たちだろう。
こういう場合は自分で納得もいっているので、トラブルになる事もないし特に不信に思う事もない。

余談になってしまうが、自分も楽天証券で信用取引口座の申し込みをしたが、審査に落ちた。
なぜ落ちたのかがさっぱりわからず、証券会社の乗り換えも真剣に考えたほどだった。
おそらく、学生ローンの審査に落ちた方も、同じ思いなのだろうと思われる。
ましてや、どうしても必要な資金の調達に、希望を持って臨んだ学生ローンの申し込みだ。
審査落ちは正に奈落の底に落とされた気分だろう。

おそらく、資金調達であれこれ悩みに悩んだに違いないのだ。
意を決して申し込み、それがNGだった時の落胆ぶりは、容易に想像がつく。
また一からプランを練らなければならない上、おそらく解決策を他に見出す事は難しいだろう。
自身の信用取引の審査NGと重ね合わせると、その心情が痛いほどよくわかるのだ。

前置きが長くなってしまった。
ようやく本題に入りたいと思うのだが、その前に一つ断っておきたい。
これから説明する内容は、あくまでも個人的な見解・経験則に基づくものだが、全てその通り事が運ぶものではない。
あくまでも参考程度に捉えてほしい。

1.審査に通り易くする為の秘訣
学生ローンが審査する内容は、第一に信用力、そして返済能力である。
信用力の審査は、正直100%わかる者はこの世には存在しないだろう。
だからこそ、一定の審査基準を設け、それに則った形で審査が行われるのが通例である。
ありきたりだが、他社の借り入れ状況、アルバイトの勤続年数、収入といった、誰でも容易に想像がつく項目は、当然重要項目である。
一つ注意してほしいのが、他社の借り入れが必ずしも悪い方向性を持つものとは限らないという事だ。
例えば、借入件数1件、借り入れ残高が10万円程度を仮定してみよう。
この程度の借り入れが審査に重大な影響を及ぼす事は、ほぼありえない。
むしろ、その取引きを確実に履行している事実があれば、プラスに働く可能性が大いにあるのだ。
貸す側からすれば、他社の過去実績が一目でわかるのだから(信用情報の記録を見ればわかる)、これほど信用力の査定に役立つ情報は他にない。
また、借り入れの事実を正直に申告する事も信用力を高める上で大きな要素となる。
自己申告するしないに関わらず、他社の借り入れ状況は既に学生ローンは把握しているのだ。
それを正直に言えば、当然信用度は大幅にUPする。

また、誰か友人が学生ローンを利用している場合、「紹介」にしてもらえば、利用枠を優遇してもらえる可能性が高い。
さらに金利も優遇されるので、紹介してもらえる相手がいる場合は、積極的に利用しよう。

2.審査が通らなかった場合
審査が通らなかった場合、教えてくれる可能性は極めて低いが、一応理由を聞いてみよう。
場合によっては改善の余地がある場合があるのだ。
例えば、住所やで嗚呼わ番号等に不審な点がなかったかどうか、などが挙げられる。
信用情報を照会する際の機能として、自宅固定電話番号より、電話帳情報を照会する機能がついている。
住所や電話名義など、電話帳記載の情報が全て表示され、住所確認の為の1つのツールとしての役割を持っている。
ここで申告住所と違う住所が出てきた場合、審査に引っかかる可能性は大きい。
もし、事情がある場合は、それを説明する事によって審査が通る場合があるのだ。

他にもある。
例えば、短期間に複数のローン会社に申し込み・問い合わせをした場合、その「件数」だけは信用情報上に表示されてしまうのだ。
仮に1日で3社も4社も申し込みをしていると、審査は当然通りにくくなってしまう。
この場合の改善策としては、しばらく申し込みをやめる事である。
緊急に必要な場合は焦るだろうが、申し込みをすればするほど借りれなくなるので、ここはひとつグッとこらえてもらうしかない。
では、何日待てば良いかという話になるが、目安として一週間は必要だろう。
果報は寝て待て、である。