学生ローンの融資担当部門は、ある意味最も重要なポストとなる。
会社を生かすも殺すも、融資判断の良し悪しにかかっていると言っても過言ではない。

業績を伸ばすにはとにかく貸す、すなわち、顧客を増やさなければなえあない。
しかし、単に貸すだけでは小学生にだってできる単純作業だ。
当然、貸し倒れの嵐となり、経営が立ち行かなくなるのは目に見えている。
逆に、全く貸付をストップしてしまっては、貸し倒れの前に収入減となり、これまた経営が立ち行かなくなってしまう。
貸せる顧客と貸せない顧客、これをどう振り分けていくかが重要なのだ。
実は、融資判断というのは非常に難しい仕事とされており、一人前になるには3年はかかると言われている。
それだけ難しい仕事なのだが、何が難しいかというと、社会全般を知っている必要があるからである。
学生ローンは学生専門なので、各大学の特徴やキャンパスの所在地を、知らないよりは知っていた方が良い。
また、学生ローンでは卒業後、社会人となってからも融資をしているので、少なくとも上場企業や公務員全般の仕組みなど、ある程度の知識は必要である。
勤務先の規模・レベル等は、重要な与信判断の材料となりうるからだ。

●貸金業務取扱主任者の役割
貸金業者は、各店舗ごと、営業所ごとに貸金業務取扱主任者を選任し、設置しなければならない。
(1店舗(1営業所等)の従業員数が50人を超える場合は、貸金業務取扱主任者は、最低2名が必要となる。)
貸金業務取扱主任者は国家資格となっており、さすがに少しは勉強しなくては受かるものではない。

貸金業務取扱主任者は、顧客からの相談やクレームなどに対し、適切な対応をしなければならないが、役割はそれだけではない。
他の従業員に対し、適切なアドバイスや助言をすることも重要な業務の一環である。
つまり、観察力と指導力がなくては、この仕事は務まらないのだ。

さらに、学生ローンの業務には、もう一つ重要な業務がある。
債権管理業務がそれだ。
債権管理とは、支払いが長期にわたって延滞している顧客の管理である。
基本的には電話による催告と、書面による督促通知がメインとなるが、場合によっては裁判等法的手続きの業務もこなさなくてはならない。
長期延滞者をどう扱うかは、債権の担当者が判断することになるが、延滞日数と延滞者に返済の意思があるかないか、定期的に連絡が取れるかどうか、所在などははっきりとしているかどうかなどが挙げられる。
特に所在地の不明や、返済の意思がないような場合は、厳しい決断を下さなければならない。
裁判である。
裁判になれば、家財道具や給料の差し押さえ等、債務者にとっては重大な局面を向かえる事になり、判断を下す側も慎重に判断しなければならない。
特に給料の差し押さえは申告である。
何しろ勤務先に裁判所から連絡がいってしまう為、いやがおうにも上司に知られてしまうのだ。
このような大失態は、サラリーマンにとっては大失態であろう。
出世に響くのは避けられないし、場合によっては解雇の危険性も否定できない。
それだけ重要な判断を、債権管理担当者は下さなければならないのだ。

学生ローンの業務が、どれだけ複雑で重要なものであるかが、おわかり頂けただろうか?
今回、このような記事をご紹介したのは、より学生ローンを身近に感じてもらう為である。
学生ローンは大変便利ではあるが、一歩間違えるとリスキーな面も併せ持つのだ。
その辺を降り回頂けたなら、幸いである。

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